常々「僕は変態ですよ」と宣言するタモリによれば、「人類みな変態」なのだといいます。どういうことなのでしょう?
タモリ先生によれば、「変態」の反対は「動物的であること」。動物は人間のように服を着ないし、逆に動物のように肛門を見せて歩いている人間はいない。つまり動物の視点から見れば人間であることがいちばん変態なのであって、きちんとしている人ほど変態であると。
さらに、2015年放送のバラエティ番組『ヨルタモリ』(フジテレビ系)では、「変態の第一歩は恋愛だと思っていますからね」と発言。
「生殖行為の第一義は子孫を残すことでしょう。それに“愛しているからいい”とか、“愛さないからダメ”とか、精神的なものが入ってくること自体が変態」と続けます。
しかし変態は悪いことではなく、人間ならではの精神作用であり、クリエイティブなことだと説きます。タモリのように人間を俯瞰でみると、世界が面白く見えてきますね。(知)