アメリカの発明王・エジソン博士の言葉です。高校2年生のときに、この言葉を知ってから「マジでこの先ずっとエジソン精神で生きていく」と誓ったというのに、つい一昨日も「やれどもやれども仕事がふってきて、新しい企画なんて出せやしない。しょうがないよね、どうしても時間がとれないんだもの」などと腐った発想をしてしまったのはこの私です。すみませんでした。

　エジソン博士は、こんな言葉も残しています。

「私の発明は、すべての人にとって役に立つ物でありたい。そして、世界の平和に貢献するような物でありたい」

「私はこれまで、偶然のひらめきで、価値ある発明をしたことなど一度もない。すべての発明というのは、その発明に関わった人の想像を絶するような熱意が注ぎ込まれているものなんだよ」

　はい。いやもう、全力のスタンディングオベーションをかまさずにはいられません。エベレストより高い志！　この発言がエジソン博士の真意だとしたら、彼の挑戦の回数や、努力の度合い、きっと並々ならぬものですよね。目指すものがはるか上にあるがゆえに、達成までの苦労や、それこそ予想外の障壁にぶち当たることも、そうとう多かったことでしょう。

　そんな彼が放った言葉だからこそ、冒頭のひと言がずしり、と刺さりました。たった今、この原稿を書いたら飲みに出ようと思っていたのに、「今日中に直してください」と大きな修正依頼が届きましたが、もちろんイラついてなどいません。だって、エジソン精神の持ち主だから。（横）