イギリス出身の喜劇俳優、チャールズ・チャップリンが残した名言であり、つねづね、自分に言い聞かせている言葉でもあります。

 子どものころから、赤毛のアンばりの想像力・妄想力を持ち合わせていたと自負している私は隙あらば、仕事で大成功する様子や、可愛い娘と手をつないで公園を散歩する姿など、輝かしい未来を脳内に描いています(まだ昇進も結婚もしていないのに・・・笑)。

 思えば学生のときも、勉強ノルマをばっちりこなして第一志望に合格したり、牛丼屋の接客バイトをノーミスで続けて最速でバイトリーダーになったり、大好きな先輩に告白されてお付き合いしたりなどと、日々いろいろなプラスのイメージを膨らませていました。

 でも、想像した未来像のうち、カタチにできたのは6割くらい。残りの4割は、目標に対して努力が足りなかったり、達成する術(すべ)持っていなかったりで、儚く散ってゆきました。

 そんなときに思い出すのが、冒頭の言葉です。想像力・妄想力を持つことが大事なのは、というか、持つ意味があるのはきっと、それらが行動するエネルギーや、夢を叶えるチカラを生み出してくれるから。

 でも、私を含め多くの人間は、描いたイメージを実現するためにいつ、何を、どうやって進めていけばいいのか? いまの自分に足りないものは何なのか? そういった具体的な部分を詰めきれずに、次第にめんどくさくなって、花開く前に終わってしまうと思うんです。

 夢や理想だけでっかくて、ぜんぜんそこに近づけないままでは、いちばんカッコ悪いですよね。「いいプランを思いついたら、小さなことでも、まず動く!」この姿勢だけは忘れないようにしたいと、改めて思う今日このごろです。(横)