SNSの時代に入ってから、私たちはさらに他人の評価に翻弄されるようになりました。SNSの投稿は他人に「いいね」してもらって初めて認められたような気がしてしまう。「きれい」や「かわいい」という美的感覚だけではなくて、考え方や行動も「いいね」の数が多いほうが正義に感じられるときもあります。

 このことわざは、「他人の意見などは関係なく、自分が好きだと思う人こそが美しい。すなわち自分が愛する人が一番美しい」という意味だそうです。恋に生きる情熱的なイタリア人らしい言葉だなと思いますが、好きなものは好きと、胸を張って言えることはとても素敵です。恋愛に限らず、いまの時代こそ、こんなブレない意志を持っていたいなと思います。(知)