クリスマスシーズンの今、ジョン・レノン&オノ・ヨーコの『ハッピー・クリスマス』をテレビやラジオでよく耳にします。副題は『War Is Over(戦争は終わった)』。この歌が発表された1971年はベトナム戦争中で、ジョンとヨーコは平和活動を行っていました。クリスマスソングとして聞き流しがちですが、戦争のない、穏やかな世界になることを祈る歌です。

 平和を願わない人はいないはずなのに、一向に実現しないという現実は、本当に世界の複雑さを表していると思います。一人一人が、自分が欲しいものと同じくらい強い思いで平和を願えば、きっと争いのない世界になる。ジョンの言葉を噛みしめて、新しい年を迎えたいと思います。(知)