2014年から2015年まで放送されていたタモリのトーク番組『ヨルタモリ』(フジテレビ系)を毎回楽しみにしていたのですが、この番組ではゲストとのトークからタモリの思考の一端を見ることができました。
番組レギュラーの宮沢りえの出産について話が及んだとき、宮沢は「基本の自分は変わらないけれど、自分より大切なものができた」と母性が出てきたことを打ち明けています。するとタモリは、「女は人を愛するプロなんだよね。それに比べたら男は素人も同然」と称賛。
「変態の第一歩は恋愛」と言う通り、恋愛の“愛”は信用していないように見えるタモリですが、母の愛情には揺るぎない信頼を寄せているようです。
また、「気の弱い女性はいない」とも断言。
「女性はそういう生き物。子どもを産むことは、自分の命を捨てるかもしれないということも含めて、気が弱くてはやってられない」と分析します。
番組の随所で、女性への尊敬のまなざしを見せていたタモリ。かくいう理由からか、実生活では妻にかなうわけがないと、全面降伏しているそうです。(知)