江戸時代末の幕臣であり、明治初期の政治家としても活躍した勝海舟が残したと言われているこの言葉は、周囲からの評価に一喜一憂してしまいがちな自分への戒めになっています。

 同時に、インターネットの発展が目覚ましく、SNSなどでの“炎上”が日常茶飯事となった現代においては、彼の一言に救われる人や、ハッとさせられる人も多いのではないでしょうか。

 この言葉が脳裏に浮かぶたびに、「他人があーだこーだ言ってくるのが気になるときは、自分の言動に自信がないか、信念に反しているときだ」と思うようにしています。少し話を大きくしてしまっているかもしれませんが、自分が胸を張れる生き方をしていれば、ギャラリーが何を言おうと、海舟師匠がおっしゃるとおり「知ったことじゃない」ですよね。

 特に、こちらのことをよく知らない外野が発する心ない一言には左右されることなく、己の道を突き進みたいものですね。もちろん、自分が正しい道を選べるように、日ごろから知恵をつけ、さまざまな経験を積んでおくことが大事だということも、忘れずに過ごしていきたいです。(横)