“5000円札の人”こと歌人・樋口一葉さんの残した言葉です。「強い願いや野望があったとしても、周囲の意見を無視して我を押し通していては叶(かな)わない。やり遂げたいことがあるならば、柔軟になって、臨機応変に進めていくのがよい」そんな意味だと思って、胸に言い聞かせています。

 私は今年の4月で、入社して9年目になります。いずれは、後輩や部下をまとめる立場につくこともあるかもしれません(そうなれるように頑張ります笑)。

 尊敬する上司からはいつも、「人にはそれぞれの価値観や感性があるし、自分と合う人も合わない人もいる。でも、どんな人のことも否定するのではなく、まずは柔軟な心で受け止めて歩みよることで、成長できたり、状況が好転したりすることもある」という教えを受けています。

 確かに、特に仕事や部活など仲間との協力が必要な場では、周りに対してトゲトゲしていたら、一丸となって思うこと=やり遂げたいことを達成することはまず無理でしょう。お互いに尊重し合い、手を取り合って同じ目標に進むことで、自分ひとりでは難しいことでも、成し遂げられる可能性が広がるはず。そんな未来を、自分が変わることで、少しずつでも切り開いていけたらなと思います。(横)