私の大好きな書籍『翻訳できない 世界のことば』(エラ・フランシス・サンダース著/前田まゆみ訳/創元社刊)。タイトルのとおり、ひと言では訳せない、世界のユニークな単語たちが紹介されている本書に掲載されていることばのなかから、私が特に感銘や衝撃を受けた、お気に入りのことばを紹介させていただくシリーズ、第6弾。

「KABEL SALAT」は、直訳すると「ケーブル・サラダ」めちゃめちゃにもつれたケーブルのことを指します。

 はじめは「え、ドイツ人、何でこんなことば作ったん???」と苦笑いした私ですが、意外と目にする機会、多いですよね、KABEL SALAT。

 ちょっと絡まっていそうなケーブルたちを見て見ぬふりして過ごしていると、いざ抜きたいときになって、ほどくのに何時間もかかることも。サラダにならないうちに、日ごろからきれいに“収穫”しておきたいものです。(横)