私の大好きな書籍『翻訳できない 世界のことば』(エラ・フランシス・サンダース著/前田まゆみ訳/創元社刊)。タイトルのとおり、ひと言では訳せない、世界のユニークな単語たちが紹介されている本書に掲載されていることばのなかから、私が特に感銘や衝撃を受けた、お気に入りのことばを紹介させていただくシリーズ、第10弾。

「MERAKI」はギリシャ語で、「料理など、何かに自分の魂と愛情をめいっぱい注いでいる」という意味の形容詞です。

 もともと、「精一杯につくせば結果はいいものになる」と考えて、小さなことにでも情熱を注ぐことに価値をおくのがギリシャの文化。

 個人的にはこの考え方、ものすごく好きです。仕事でもプライベートでも、MERAKIな状態になれるものに出会えると、ぐっと活力がわいてきて、生きるのが楽しくなりますよね。(横)