言わずと知れた戦国武将・織田信長。奇抜な言動に関する逸話も数知れずではありますが、彼は優れた戦術家で、カリスマ性も非常に高かったといいます。

 織田信長と聞いてまず思いつくのは、「桶狭間の戦い」ではないでしょうか。27歳の織田信長がわずか4000人ほどの兵を率いて、2万5000人もの今川義元軍に戦いを挑み、見事勝利しました。身分の差、経験の差、兵力の差。どれをとっても信長に勝ち目はないとされていた中での見事な勝利は、まさに「絶対(勝てないということ)は絶対にない」ということを、自ら証明してくれました。

 この言葉には、上記のように「絶対に不可能だと思えることでも突破口はある」という意味と、もうひとつ、「絶対に大丈夫と油断した時点で隙が生まれる」という2つの意味が込められているように感じます。調子に乗りやすい私は、前者以上に後者を意識して、現状にあぐらをかかずに挑戦を続けていかねば、と身が引き締まりました。(横)