「あのふたりは、ツーカーだ」とか「ツーカーの仲」という使い方をします。気心が知れている関係、もしくは以心伝心とでもいう印象でしょうか?

 ずーっと、語源が気になっていたのですが、「諸説あり」でどれが本当かはわかりませんでした。有力(といわれている)なのは「●●っつうことだよ」「そうかあ」というやり取りから派生したものという説。かなり強引に思います。

 ほかにも、鶴の「ツゥー」にカラスが「カァー」と返事したからという説も紹介されていました。ただ、紹介者も指摘していましたが、鶴は「ツゥー」とは鳴かないそう。

 語源は諸説ありますが、この言葉自体を知らない世代も増えているし、私の周辺でも最近は使っている方を見ません。

 今回、いろいろ調べている中で、2000年代前半まで存在していた「TU-KA(ツーカー)」という携帯電話のサービスがこの「ツーカー」が由来だったという話は初めて知りました。(文)