詳しくはfumufumu newsの、大原扁理さんのインタビュー記事:「社会の価値観と自分の正解は別」東京で“ひと月6万円生活”をした大原扁理さんに学ぶ、低収入で楽しく生きるコツ」をぜひ読んでほしいのですが、

仕事や人間関係をはじめとして、不要と思われるものを断捨離し、生きていくために本当に必要なお金だけを稼いで年収90万円ほどの生活をしていました。

“正社員じゃないと”とか、“月収いくら稼ぐ~”とか、本当に必要な指針? と思って。そのあと、社会ではなく自分の正解ってなんなんだろう? って考えて、家賃はいくらが適正かとか、自分自身の価値観をひとつずつ確かめていきました。この“自分で確認する”っていう行為は、すごく大事なんです。社会の正解をはかる際には過去の事例がありますけど、今後の自分にとっての正解って、事例がないので。》

隠居は“社会の価値観から脱却すること”だと思います。周囲に与えられた価値観をそのまま無理やりインストールするのではなくて、自分でいちいち意味を更新していくんです。

 学生時代、大原さんと同じようなことを考えていました。今はスマホで検索すれば、すぐに正解らしき情報が得られる時代ですし、コスパやスピード感を尊ぶ人たちが少なくない世の中ですが、ファストフードを食べるように効率よく得た知識に満足するのではなく、時間をかけてでも自分の頭(言葉)で考えることにこだわる人たちの側に立ち続けたいと思います。(dd)