私の大好きな書籍『翻訳できない 世界のことば』(エラ・フランシス・サンダース著/前田まゆみ訳/創元社刊)。タイトルのとおり、ひと言では訳せない、世界のユニークな単語たちが紹介されている本書に掲載されていることばのなかから、私が特に感銘や衝撃を受けた、お気に入りのことばを紹介させていただくシリーズ第23弾。
「MANGATA」はスウェーデン語で、「水面にうつった道のように見える月明かり」を示す名詞です。
うーむ、なんて詩的な、美しい風景! 黒々とした夜の海、夜の川にうつった月明かりが、ポワーっとまっすぐに続く絵を想像するだけで、心のモヤモヤがスッと晴れていく気がします。
屋外にいても、気づけばスマホに目をやったり、考えごとをしたりしてしまいがちですが、自然がつくり出すきれいなワンシーンと出会う機会を逃さないようにしたいなと思いました。(横)