……ぐはっ!!!!!

 ……あ、すみません。心の声です。この言葉を聞いた瞬間、胸を突き破られるほど深く刺さりました。もう瀕死です。

 これはアメリカの心理学者であり、哲学者でもあるウィリアム・ジェームズ氏が残したとされるひと言です。私以外にも、思い当たるふしがある人、少なくないのではないでしょうか。

 そうなんですよね、逃げ始めたころは大して追い込まれてもいないし、単なる惰性なんですよ。学生時代の宿題・課題も、仕事における苦手な事務作業も精算も、ちょっと気が引けるメールへの返信もぜんぶ……。

「大丈夫、ちょっと休んだらやるから」「まだあと3日あるし」「ほかにもやるべきことが……」とか自分に言い訳しているうちにね、気づいたらデッドラインはすぐそこ。「どう考えても間に合わない……もう徹夜でやるしか……」と、最終的には自分の心身を大いに痛めつけることになるのです。

 分かっているのに、繰り返してしまうのはなぜなんでしょうか。今日からは、今日からこそは、いらぬ苦しみを味わわぬ生活に改めることを、ここに誓います。たぶん。(横)