かの有名なイタリアの物理学者、ガリレオ・ガリレイが残したとされる言葉です。訳してみると、「私は、何も学ぶべきところがない人物に一度も会ったことはない」

 つまり、たとえ自分が嫌いだったり、苦手だったりする相手だとしても、何かしらその人から得るものがあるはず、ということですよね。無価値な縁はこの世にないと。確かに、そうかもしれません。

 いつも仕事をサボっているように見える人も、よく観察すると実は要領がいいだけで、その“うまいやり方”を自分が吸収できることもあるだろうし、明らかにいじわるな人を反面教師にして、周囲への接し方を考えるきっかけになるかもしれない。あらゆる人との関わりは、好影響にするも、悪影響にするも自分次第なのだな、と思い知らされました。(横)