あまり有名でない四字熟語の意味を調べてみるシリーズ。

 今回の四字熟語は「ぶんしつひんぴん」と読みます。

 俳優の中尾彬さんが有名ですが、名前によく使われる「彬」の音読みは「ひん」なんですね。そして「彬」という字は「実質と外観が並びそろってよいさま」を表します。

「文質」は文華(文明的なもの)と質朴(素朴なもの)を意味し、「文質彬彬」として合体すると「文明的なものと素朴なものがうまく調和して備わっている様子。また、外見の美と実質とがよく調和している様子」になるんだそうです。「才色兼備」や「文武両道」に似た言葉ですが、文質彬彬の場合、どちらの魅力もずば抜けているというより、“調和していること”がポイントなんだと感じました。

 魅力や才能が2つも突出していると人から妬まれたり、高嶺の花と思われたりしますが、文質彬彬な人は、リアルでイメージすると一番モテそうな人だなと思います。(知)