青春ジュブナイルRPG『ペルソナ』シリーズに登場する芸術家、喜多川祐介からの一言。 自分の才能の無さを憂うキャラクターに対して言ったセリフです。
冒頭のセリフの前にこんな言葉があります。
『創作というのは、どんな分野であれ孤独だ。お前は、その孤独と戦い続けていた。歯を食いしばり、己の魂を込めた作品を何度も何度も出版社に送った』 『その努力を、その精神を、俺が認めてやる』
登場人物の喜多川君は、幼いころに母を亡くし、尊敬した師匠には裏切られる辛い経験をしながらも、それでも芸術家として生きていくことを誓った高校生。
自分に才能がないと打ちひしがれるさまを、才能あるものが慢心するさまを、何度も見てきた。つらい経験も多くしてきたからこそ、辛い立場にある芸術家に感情移入が出来たのだと思います。(西)