言わずと知れた国民的女優・長澤まさみさん。雑誌『BAILA』の取材時のこの言葉、ハッとさせられます。

 映画『キングダム』では山の王、楊 端和役として妖艶かつ強靭(きょうじん)なアクションシーンを演じ切り、昨年には主演女優賞を受賞するなど、さまざまな表情で私たちを魅了する彼女。
 
 そんな長澤さんから発せられたこの一言。そのあとに下記の言葉も残しています。「カッコつけるのではなく等身大の自分で。虚像を作るのではなく、実像をちゃんと大きくしていく。それが大事なのかなと私は思っています」

 ただ、現状維持を良しとしているのではなく、出来ない自分を丸ごと受け止めて、着実に力を付けていく。

 不得手なことに取り組む際や、新しいことに挑戦する際、ちょっとした見栄を張ってしまう経験をしたことがある人は少なくはないでしょう。私も、人と比べてついつい焦りを感じてしまいそうな時には、この言葉を思い出したいと思いました。

 等身大の自分を認め、努力し続けることの大切さを知っている彼女だからこそ、いつまでもみずみずしく、私たちを惹きつけて止まないのかもしれません。(本)