スタジオジブリ作品『魔女の宅急便』からこの言葉。エンドロール後の最後のシーンで、主人公のキキが、両親に宛てた手紙にこう書いています。小さな頃から幾度となく観た、この映画。不思議と観るタイミングによって、感想が異なります。

 新境地に飛び込む際や、自信が持てない時など、自分を鼓舞したい時に決まってこの作品を観ているのですが、観ることにしていると言うよりは、観たくなるんですよね。
 魔女見習いのキキが、期待に胸を膨らませ新しい町に修行に出かけますが、町の人たちに受け入れてもらえず、仕事も軌道に乗らず、、、と期待外れな状況で、なかなか上手く行きません。

 そんなキキが周りの人の支えもあって、試練を乗り越えて成長し、最後は町のみんなの人気者といったストーリー展開に、どっぷりと感情移入してしまいます。見終わった後は必ず、清々しく爽やかで前向きな気持ちになれるところがこの作品の好きなところです。

 苦悩したり、そうかと思えば大笑いして、また泣いてみたり。とにかく感情が大忙しなキキですが、そんな毎日全力投球な様子に、何度も魅了され続ける編集Hなのです。(本)