ホスト界の帝王として、実業家として、タレントとして数々のメディアに出演しているローランドさん。代名詞でもある「俺か、俺以外か。」など、その前向きで俺様すぎる発言に、時に笑い、時に考えさせられる言葉を多く残しています。

 冒頭の言葉は、経済情報メディア『NewsPicks』の動画コンテンツにて、シングルマザーの相談者にローランドさんが投げかけた言葉です。
 相談テーマは“仕事と育児の両立” 相談者の方は9歳のお子さんがおり、19歳の時に事業を立ち上げた起業家でもありました。
 母として、経営者として奮闘するなかで、仕事に追われてお子さんとの時間をなかなか取れないことから、“仕事を頑張りたい、でも息子にさみしい思いをさせたくない”と、2つの悩みで板挟みになっていました

 そんな相談者の女性に、ローランドさんはこのように言葉をかけます。

「僕、父親がミュージシャンであんまり家にいないタイプだったんですよ。それで会えなかったんですけど、頑張ってる父親かっこいいな、親かっこいいなって思ってて」
「漠然とやっぱり、子どもって頑張る親は魅力的に見えるんですよね」
 ローランドさんのこの言葉を機に、スタジオは暖かい空気に包まれ、サイト内のコメント欄も心温まる共感・応援コメントでいっぱいになりました。

 

 私の両親はそこまで激務ではなかったですが、仕事が遅くまでかかり、一緒にいる時間がとれない日もありました。小学生の頃は母親の仕事が終わるまで祖母の家にいて、父親が帰ってくるのは0時を過ぎることもざらでした。
 ただ、「早く帰ってこないかな」と思うことはあれど、「もう嫌いだ!」と思ったことは一度もありませんでした。家族を支えるためにひた走る父と母の背中はいつも大きく映り、その姿にあこがれ、今でも誇りに感じています

「親の心配子知らず」「子の心親知らず」とはよく言ったものですが、親も子どもも、意外に心配していなくて、案外心配しながら、近いようで遠いようで近いその関係を、最後まで育みつづけるものかもしれません(西)