前回の担当回のコトバスで叶姉妹のファビュラスなお言葉をご紹介しましたが、その後も叶姉妹(主に姉の恭子さん)を知るにつれ、名言の多さに感嘆します。今回は恭子さんの“在り方”がひと言で表れているこちらの言葉を選びました。

「趣味は?」と聞かれて、こう答える人、会ったことありませんでした。思わぬ方向から球を投げられた感じがします。これだけ聞くと単なる自分大好きなナルシストと思うかもしれませんが、恭子さんの場合はそれ以上の意味があると感じました。

『ELLEgirl』で配信されている叶姉妹のインタビューで、「世の中には、自己肯定感の低さに悩む人や、自分に自信を持てない人がたくさんいます。自分を好きになるにはどうしたらいいと思いますか?」という質問に恭子さんはこう答えています。

わたくし達にとって、自分自身を慈しみ、愛することは人生のすべての基本です。(中略)わたくしは自分を愛し、作品として自分自身を楽しんでいる。『趣味は?』と聞かれたときにはいつも、“わたくし自身です”とお答えしております。わたくしにしてみれば、むしろなぜ、ご自身のことを好きになれないのかと思います。まずはご自身をよく知り、ご自身を慈しむことから始めてみてはいかがでしょう。そして、なぜご自身を好きになれないのか、そのポイントはどこなのかをノートに書くなどしてご自身と対話をし、フワっと浮いた部分を地固めしてみると、案外知らなかったご自身が見えてきてポジティブな変化が生まれるかもしれないですね。

「自分を好きになる」というと、自分の嫌な部分に目が行きがちな私にはとても難しいと感じますが、「自分の身体や心を大切にしてあげて、自分を観察して深く知る」というやり方なら、なんだかできるような気がしました。

 恭子さんはSpotifyのポットキャスト『叶姉妹のファビュラスワールド』でもいつも、「他人と比べるなんて意味がない」と繰り返します。それは自分をよく知り、オンリーワンの存在だと徹底的に自覚しているからこその言葉なんだと感じます。

 恭子さん、ハッピー&ヘブンリーエナジーをありがとうございます!(知)