『チェンソーマン』(藤本タツキ/集英社)がついにアニメ化されましたね!昨日は編集部内のファン同士、圧倒的な作画、キャラの魅力や楽曲、未来の悪魔ダンスなど、チェンソーマンの話題で持ちきりでした。

 冒頭のセリフは、少年ジャンプ+で連載されている『チェンソーマン』第2部にて、主要キャラである三鷹アサの友人、ユウコが発した言葉。セリフの場面では、街なかで出くわした悪魔から逃げている際の回想シーンからの1コマでした。

 回想シーンは、イジメにあっていたアサをユウコが助けるシーン。ある出来事からクラス内でイジメにあっていたアサを、自分なりの正義を貫き助けるユウコでしたが、アサはユウコに対しこう言います。

「私が助けてっていった?イジメられるより、誰かにかわいそうって言われるほうが私は嫌なんだけど」

 その言葉を受け、ユウコが返したのが冒頭の言葉。

「アサちゃんの気持ちはどうでもいいかな!結果は間違えても……自分の気持ちが間違ってなければ私はいいんだ!」

 回想シーンが終わり、悪魔に追われる瞬間に戻ると、アサは迫りくる悪魔から逃れる中で、ユウコを助けるために一心不乱に走り出します……。その後の展開はぜひ、コミックスで楽しんでもらえればと思います。

 

 冒頭の言葉は解釈が分かれるところだと思います。自身の思ったまま行動することは、見方を変えれば独善や偽善とも捉えられるかもしれないし、おせっかいと思われてしまうこともしばしば。

 ただ、自分の本心が何かを助けるべきと叫んでいる。心に足が生えていればすぐにでも動きたい。それでもしがらみから抜けれない、殻を破れないと思って行動できないのであれば、ユウコの言葉は一歩を踏み出す勇気にもなる言葉だと自分は解釈しています

 ときには自分の思ったままに、全てをかなぐり捨てて動いてみる大胆さが、未来の自分を形作るのかもしれませんね。未来 最高!(西)