「あきついり」と読みます。『デジタル大辞泉』によれば俳句に用いられる秋の季語で、「梅雨のように降り続く秋の雨」という意味だそうです。雨が降り続いている先週から今週のような状況を端的に表す言葉だなと思いました。しかしまぁ、洗濯物が乾かない……。

 とはいえ、秋の雨はひと雨ごとにキリッとした冬の寒さを呼び寄せるようで、夏より冬が好きな私としては満更でもない。

 長い雨が上がったら、空を見上げて「鰯雲」を、木々を眺めて「初紅葉」を探してみたいなと思います。(知)