えー、すみません。単純に、私のソウル(魂)に近い言葉を発見してしまったもので、紹介させていただきます。

 冒頭の言葉の原文は「Delicious autumn! My very soul is wedded to it, and if I were a bird I would fly about the earth seeking the successive autumns.」イギリスで19世紀に活躍した女性作家、ジョージ・エリオット氏が放ったひと言です。かの夏目漱石も、彼女の作品を愛読していたとか。

 エリオット氏はほかにも名言が多くて、例えば、「It is never too late to be what you might have been./なりたかった自分になるのに遅すぎるということはない」、「Only in the agony of parting do we look into the depths of love./別れの激しい苦痛によってのみ、愛の深みを見ることができるのだ」など。このあたりのほうが、人生の指標になりそうな言葉かもしれません。

 ただ、たらふく食べて飲むことと、美味しいお店探しが何より大好きな私は、食を求める幸せをこんな風に表現できる彼女のセンスにこそ、射抜かれてしまいました。いや〜〜ホントにね、秋ってなんだか物悲しい季節ですけれど、ゴハン、なんでもおいしいんですよねえ。とりあえず全国の秋の名産品を食べ尽くすべく、今すぐ翼がほしいものです。(横)