いやーめっきり寒くなりましたね。「いや、別に今までずっといましたけど?」みたいな顔で急に冷気が来たのでビックリしています。これじゃ目標にしていた早起きはできそうにないですね。うんうん。
さて、本日紹介するコトバスケットは、フジテレビ系で放送されていたドラマ『リーガル・ハイ』の登場人物、古美門研介(堺雅人)の言葉。裁判のシーンにて、医療の進歩の裏にある無数の犠牲と失敗を説くシーンからの一言です。
シーンの詳細は省きますが、堺雅人さんの言葉の演技がこれでもかと炸裂するシーン。内容が内容だけに物議をかもしそうですが、“多くの犠牲の上にある成果”が、ときに人々の生活、歴史、心を動かしてきたのだと、考えさせられました。
この言葉は、医療に限った話ではないと思っています。たくさん記事を考えても、資料を遅くまで作っても、お客さんに何件訪問しても、何枚の絵を描いても、そのすべてが成果として実を結ぶわけではありません。
しかし、どこかのタイミングで、今までの失敗と多くの犠牲を帳消しにしてくれる瞬間が必ずある。死屍累々の上にあるたった一つの“なにか”を得る、その一瞬のために、誰しもが多くの思索と施作を重ねながら生きている。そう思うと、この寒さも乗り越えられそうです(西)