先日、冷戦の話をしていたのですが(どんな流れでそんな話になるのかは割愛するとして笑)、相手が「デタント」という言葉を口にしました。聞けば「緊張緩和」の意味だそう。知らなかったので、さっそく調べてみました。

 デタントとはフランス語で「くつろぐ」「ゆるむ」という意味で、こと日本では「緊張緩和政策のこと。第二次世界大戦後、アメリカ合衆国と旧ソ連を中心とする東西対立は冷戦と言われ、国際社会を緊張させ続けてきた。その間、キューバ危機による核戦争の恐れや中国の台頭などにより、米ソともデタントに向かった。しかし、国際社会の期待ほどデタントは進まず、1989年、地中海のマルタ洋上でのアメリカのブッシュ大統領(当時)とソ連のゴルバチョフ書記長(当時)との米ソ首脳会談まで待たねばならなかった。このマルタ会談で冷戦の終結が宣言され、対立の時代から協調の時代に入った」(学研キッズネットより)

 いやはやこの年で学研キッズネットのお世話になるとは。いくつになっても勉強ですね。しかしゴルバチョフ書記長、当時は「頭に地図のあるおじさんだ!」くらいにしか思わなかったのですが、いま振り返るとなかなかに革新的・急進的な方だったんですね。平和的共存を目指す姿勢、どこぞの大統領も見習ってほしいもんです。

 わりかしいつも「はりつめた弓の~ふるえる弦(つる)よ~」(byもののけ姫)状態なので、私もあなたも世界もデタントして、ゆるっとくつろげる未来が訪れますように。(福)