いよいよ、あと1か月くらいで映画『SLAM DUNK』が公開になりますね! 井上雄彦先生が脚本・監督を務めるということで、原作で描かれている試合の映画版なのか、新ストーリーなのかなどなど、今からワクワクが止まりません!

 今日はそんな名作、漫画『SLAM DUNK』のワンシーンからご紹介。

 主人公の桜木花道は身体能力が高く自信も満々だけど、バスケットボールは始めたばかりの初心者。そんな桜木がシュート練習の際、シュートが全然入らないことを自分の実力のなさのせいだと認めない場面で、監督の安西先生が詠んだ一句です。

 誰しも必ず“初心者”のタイミングはあります。新しいことを初めたとき、最初からうまくできる人など、ほとんどいないですよね。そんなことは当たり前なのに、うまくできないことを恥ずかしいと思ったり、思うようにいかないことにイライラしたりして、すぐに辞めてしまうとか、思い切って堂々とやってみることから逃げてしまいがち(私も何度、英会話から逃げたことか……)。

 やはり何事も上達するためには時間がかかりますし、そもそも上達のためには自分の何が悪いのか、どうすれば上達するのかを見極める必要があります。そう、自分の“下手さ”を認めて現在地をちゃんと認識すること、そこからすべてが始まるんですよね。

 けれど、やっぱり失敗は気分の良いものではないし、下手な姿を他人に見せるのは恥ずかしい。しかしそこを当たり前と考え、”己が下手さを知りて“、”上級者への道のり”を歩みだせるかが大きな分かれ目になる。

 今年の目標に“英語の上達”を立てた私は、英語テキストの山を前に現実逃避しながら、そんなことを考えています。(Mr.K)