大好きな木10(木曜10時)ドラマの『silent』より、主人公の青羽紬が回想シーンで言うこのセリフ。

 いや~~本当に学校ってすごい場所ですよね。大勢の同世代の仲間たちが一同に会して、毎日同じ時を過ごすのですから。

 中学3年生のときに、担任の先生から「あなたたちは今日も明日も、卒業式に向かって同じ時を進めていく。だけど卒業式を終えた瞬間に、同じように過ごしていた時間から、あとはどんどん離れていくだけ。」と言われたことがありました。

 この言葉の趣旨としては、ふたつありました。

 ひとつは、学び舎を離れてしまえば、クラスメイトが全員集まって時を過ごすという機会は二度と訪れないということと、だからこそこの時間を大切にしましょう、というメッセージだったと記憶しています。

 silentでこの言葉を聞いたときに、先生からの教えを思い出しました。

 今はもう学生ではないけれど、同じ職場で働く上司や先輩、同僚にも同じことが言えるのではないでしょうか。毎日ともに、顔を合わせて働くことができるというのも、またかけがえのない時間です。

 あの日、先生が教えてくれた大切な教えは、授業よりも私の心に残っているのでした(授業ももちろん、しっかりタメになりました!)。(本)