先日、K-POPを海より深く愛する友人から、「はいワシ無事尊死〜〜!!!!!!!」という物騒なLINEが届きました。続けて、彼女が推すアイドルが華麗にウインクをキメる画像も到着。つまり、彼女の言葉を意訳すると、「推しがカッコよすぎて尊さが度を超えており、もう昇天寸前ってか昇天しましたワッショイ!!」という感じでしょうか。ちょっと調べてみると、オタク界隈には「仰げば尊し」をもじった「仰げば尊死」という言葉も存在するそうです。つまり、「尊死」の読み方は「そんし」ではなく、「とうとし」のようですね。

 特定のヒトとかモノにどっぷりハマることがないタイプの方には、「いやちょっと何言ってるか分かんないんですけど……」と白い目で見られそうですが、何を隠そう私もオタク気質なもので、この「尊死」してしまうほどの感情の高ぶり、めちゃくちゃよくわかります

 先日も、約4年間憧れ続けてきた大大大好きなお姉さま(中森明菜似)と初めての“サシ飲み”が実現し、「え、これ現実!? 幸せすぎて明日、事故にでも遭うんちゃうか、目の前で推しが笑ってる〜〜くわ〜〜〜かわええ〜〜〜〜〜〜人生最高〜〜〜〜〜!!!!!」って、IQ10みたいな状態になっていました。

 緊張と喜びで明らかに平常心を保てていなかったのと、いつもの4倍ペースでお酒をあおっていたこともあり、さすがに酔いが回ったのだと思います。どんなに飲んでも二日酔いをしないことが長所だと思っていた私ですが、翌日、ベッドから全く動けず。「いやマジ自分、生ける屍みたいだなあ」と虚ろな目で天井を見上げながら過ごしました。うむ、友人よ、ワシも無事尊死したで……アーメン。(横)