ついにワールドカップが始まりましたね!そして日本、初戦大勝利!!!

 前回大会王者・フランスの圧倒的な攻撃力、これまでの常識が覆るような長いロスタイム、日本とサウジアラビアの大番狂わせと、5日目から波乱が巻き起こる今大会。

 なかでも優勝候補、ドイツを逆転で破った日本と、リオネル・メッシ率いるアルゼンチンにこれまた逆転で勝利したサウジアラビアの試合は、見ている人たちに衝撃を与えました。昨日の日本対ドイツ戦で日本が勝利した瞬間、SNSでは「やったーー!」「きたーー!」の声がたくさん投稿。一時「たーーー!」のみがトレンド入りするという現象まで起きました。

 本日紹介する「窮鼠猫を噛む(きゅうそねこをかむ)」は、追い詰められた鼠が猫に反撃のひと噛みを喰らわせることを意味し、“弱者が窮地の場で強者に反撃を加えること"の例えです。この言葉は紀元前二世紀・前漢時代の経済政策に対する反論書「塩鉄論」からの言葉で〈窮鼠も狸(り)を噛む〉という原文が基になっています。当時の狸(たぬき)という字は、山猫を意味する言葉であったと言われています。

 現在開催されているワールドカップですが、開催前の日本やサウジアラビアは、下馬評としては低評価。ヨーロッパや南米の常勝軍団を前に、ワールドカップ敗戦を予想する声がほとんどでした。しかし、昨日の日本の大逆転試合にもあったように、強豪相手に堂々とした闘いぶりを見せたアジアの力に、世界も驚いていることでしょう。

 周りが強豪だらけの環境で勝利をつかむことは至難の業ですが、追い詰められた者がありったけの力を発揮したとき、強者がその力に屈してしまうシーンはどの状況でもありえます。周りから何を言われようと、虎視眈々と準備をし、窮地の場でその実力を発揮する……。歓喜の瞬間をこの目に焼き付けるために、しばらくは寝不足が続きそうです。

 さて、最後に問題です。

「5」

 これはなんの数字でしょう?

 正解は……

 

 

 

 


 文中に登場した動物の数でしたー!!(鼠、猫、狸、馬、虎)

 ワールドカップゆえのハイテンションを、どうかお許し下さい。頑張れ!!日本!!(西)