昔からの悩みのひとつに、ボキャブラリーが少ないことが挙げられます。ボキャブラリーを日本語に直訳すると、“語彙”だそうですが、私の場合は語彙力がないというよりも(いや、語彙力もないのですが)文章を書く際や、発言するときに、機転が利かないというのが悩みなのです。

 この言葉は、お笑いカルテット『ぼる塾』の田辺智加さんがNSC時代、自分の容姿をいじられた際に、笑いに変えつつも相手をけん制できるようにと、思いついた言葉なのだそう。誰も傷つかず、場を和ませるキラーワード。

 また、日ごろ編集部で仕事をしていると、コトバスでの文章や部内の会話ひとつ取っても、言葉の魔術師たち(フムニュー編集部のみんな)がさまざまなワードを巧みに繰り出し、笑わせてくれます(笑)!

 一方私はというと、冗談が通じないというか、言われた言葉を真正面から受け止めてしまうし、ひねりのある言葉も出てこない……(笑)。それに比べて(比べるのも申し訳ないのですが……!)田辺さんのこのワードセンス! やはりさすがだなぁと思うのです。

“私もいつか、面白い言葉をかましたい!”という思いは募るばかりです。(本)