年末の日本列島を大いに沸かせ、サポーターだけでなく多くの人が惜しみない拍手を送ったサッカーW杯の日本代表チーム。大会期間中、インタビューに答える森保一監督や選手たちが判で押したように、ベスト8の目標を「新しい景色」と言い表していたのが印象的でした(3年前に日本サッカー協会が決定した応援スローガンが『新しい景色を2022』だそうです)。

 あくまで個人的な印象ですが、大きなことを成し遂げた証(あかし)のような意味合いで「景色」を使うのは今から10年ほど前、AKB 48の総選挙で1位に返り咲いた大島優子さんが「もう一度この景色を見たかった」とスピーチして以来、定着したような気がします。

 思えば、日々の生活にも「新しい景色」は広がっています。私事ですが今年はfumufumu newsという新しいメディアに参画するという転機がありました。週1のミーティングでは部員たちからさまざまな企画が提案されるのですが、自分では気づかない視点や知識のなかった物事もいわば「新しい景色」であり、刺激を受けています。

 また健康維持を兼ねて最近、通勤帰りに3〜4駅くらいの距離を歩くようにしていますが、電車で通り過ぎていた街で歴史的な建物や個性的なお店など、文字どおり未知の景色を発見することもたびたびです。

 2023年もさまざまな景色が見られるのを楽しみにしています。みなさんもどうぞよいお年をお迎えください。(純)