受験シーズンの到来です。いまさら2021年の大ヒットドラマ、日曜劇場『ドラゴン桜』を一気見したのですが、めちゃめちゃ感動してしまいました。ひたすら、阿部寛さん演じる桜木建二先生に教わりたい人生だった!! と思いました。

 勉強が苦手だった私の大学受験は、効率的な学習とか、綿密な志望校対策とか、まったくできておらず、第一志望は不合格。英語の問題が難しすぎて途中放棄し、試験中に寝た思い出があります。我ながらひどい。

 桜木先生が教える「東大専科」の生徒たちは、先生のアドバイスによって、スポンジが水を吸収するようにぐんぐん知識を蓄えて、模試の点数が上がっていきます。同時に、受験という困難に立ち向かうことで、精神面でも見違えるように成長していく。

 今回の言葉は、一次試験の共通テストの点数が悪く「奇跡が起こらない限り合格は無理」という状況に陥った高橋海人さん演じる瀬戸が、ヤケになって東大専科も受験もやめようとした時に桜木先生が放った一言です。この言葉で奮起した瀬戸は勉強を続けて二次試験に挑み、見事、東大合格を勝ち取りました。

 正直、怠け者の私には耳の痛い言葉です……。「ドラマだし、現実ではそんなうまくはいかないよぉ」と思う気持ちもなくはない。でも受験に限らず、絶対に成功させたい取材とか、仕事で何か目標ができた時に思い出したい言葉だと思いました。

 ほかにも桜木先生の名言は数多。今こそ奮起してみたい方は、ぜひドラマをご覧になってみてください。(知)