寒波が襲来し、底冷えが続く日本列島。各地の大雪被害が報道される毎日ですが、被害がこれ以上大きくならないことを祈るばかりです。

 冬の猛威を実感する一方、春の足音が近づいている気がします。昨日、駅ビルに立ち寄ったのですが、洋服やファッション小物の陳列にパステルカラーが混じり始めているのを確認。食品売り場では菜の花や新玉ねぎも並んでいて、少しずつ季節が移っていることを感じたからです。

 季節のことわざを調べていて、今の状態を表すなら、「冬来りなば春遠からじ」がぴったりだなぁと思いました。実はこの言葉は日本のことわざではなく、イギリスの詩人、シェリーの詩『西風の賦』の一節「If winter comes, can spring be far behind?」を訳したものだそう。デジタル大辞泉で意味を調べると、「つらい時期を耐え抜けば、幸せな時期は必ず来るというたとえ。長い冬を耐えて春を待つ気持ちの表現としても用いられる」とのこと。

 毎年、2月に入るころになると「しかし、いつまでこう寒いんだろう。冬って長すぎない?」と思うのですが、私のような関東平野で過ごす人間の何倍も強く、雪国の方々は春の幸せや喜びを感じるんだろうと思います。

 今は春を夢想しつつ、防寒対策を抜かりなくして冬を乗り越えましょう!!(知)