コンプライアンスの重要性が求められるご時世ですね。私も最近、社内のハラスメント研修を受けました。内容を忘れないうちにメモメモ。

●職場のハラスメント解決のために、傍観者にならず、当事者意識を持つ
●ハラスメントかどうか自分で判断せず、相手がどう感じているかを理解する
●怒りをコントロールする感情マネジメントを身につける etc……

 暴力や暴言が一発アウトなのはもちろん、普通のコミュニケーションや指導のつもりでも、相手がハラスメントだと感じる場合は多いといいます。ちなみに私自身が社会人になった年にオンエアされていたNHKの朝ドラ『ひらり』が再放送中なのですが、大企業に勤めるヒロインの姉が恋人の有無を上司に尋ねられるシーンが出てきます。それも飲み会とかではなく、勤務時間中に同僚たちがいる前で。今だったら相当ヤバいですよねー。

 上司や先輩から少々理不尽な扱いをされたり、部署の慰安旅行に参加を強いられても、会社で働くのはそういうものだと思っていた昭和生まれの私たち。あれから世相や常識は大きく変わりました。自分の経験やプライドに固執せず、若い人たちの欲求や価値観を理解することがハラスメントを防ぐキモなんだそうです。

 そこで今回の研修中に講師の方が引用したドイツの哲学者・ニーチェの言葉、「脱皮しない蛇は死ぬ」。蛇は成長するにつれて脱皮を繰り返すといわれます。人間も同じで、自分の殻の中に閉じこもり、古い考えの皮をかぶっていては成長できません。時代に応じて自分自身をアップデートしていかなくては。

 個人的な備忘録のようになってしまいましたが、覚えておいて損はない言葉かと!(純)