※以下、『呪術廻戦』(集英社・芥見下々)のアニメ1期ネタバレを若干含む

 昨日は、大人気マンガ『鬼滅の刃』(集英社・吾峠 呼世晴)よりコトバスケットを紹介しました。ここは私もジャンプ繋がりということで、2023年7月より第2期アニメが開始予定の『呪術廻戦』より、心に残った言葉をご紹介!

 セリフの主である五条悟は、作中最強クラスの“特級呪術師”。圧倒的な力を持つ、甘いマスクのナイスガイで、1期アニメではおなじみのセリフ

「大丈夫。僕、最強だから」

 が、これほどまで板につくキャラは他にいないのではないでしょうか。

 冒頭のセリフは、どこか寂しげな雰囲気を漂わせる登場人物・伏黒恵との特訓中に放たれた一言。本気の出し方を知らず、自分の死を軽んじる彼の戦闘スタイルに対し、五条はこう諭します。

「“死んで勝つ”と“死んでも勝つ”は、全然違うよ? 恵。本気でやれ。もっと欲張れ」

 ある戦闘シーンで五条の言葉を思い出した伏黒は、作品内の必殺技である“領域展開”を見事に会得。どうせ自分が死ねば……という意識から “死んでも勝ってやる”と、初めて本気を出すきっかけになった言葉でした。

 誠に残念ながら、私は領域を展開できませんし、式神も出せなければ呪具も使えません。ただ、自分を過小評価したり、他人を頼れなかったり、本気を出して自分が傷つくのであれば、放棄してしまったほうが周りのためになる、と思ってしまう瞬間は時たまあるんですよね……。

 どうせ、所詮、別に……そんなネガティブな言葉を並べそうになったときは五条先生の言葉を思い出し、心の闇を祓っていきたいと思います。そうこうしていたら夜中の3時を過ぎてしまいそうです。夜の帳はもうじき上がるころでしょうか(西)