先日、いつものように河川敷まで散歩に出かけた時のこと。夕暮れの土手にはたくさんのわんちゃんがお散歩に連れられて来ていました。犬マニアの私はそれぞれのわんちゃんの歩く姿の可愛さにうっとりしながら、至福の時間を過ごしていました。はしゃぐように飼い主さんを引っ張って歩く若いわんちゃん、クン活(クンクン地面を嗅ぎ回る活動のこと)に勤しむ律儀そうなわんこ、トボトボのんびり歩いているおじいわん(老犬)など、十犬十色の散歩姿が、また愛おしいのです。

 しかし、わんこにしてはかなり小さいシルエットがぴょこぴょこ跳ねている。あれは……? 目を凝らすと、うさぎ! なんと、わんこのようにハーネスとリードを付けて散歩しているところでした。「うさぎも散歩するのか!!」初めて見た光景に驚きました。

 調べると、うさぎと暮らす人たちの間では屋外に連れ出して散歩することを「うさんぽ」と呼んでいるそうです。対して、ケージから出して室内で散歩させることを「へやんぽ」と言うそう。フムフム。うさぎによっては外の環境に出すことが強いストレスになる場合もあるので、全てのうさぎに向いているわけではないようですが、本人(本兎?)がのびのびできるのであれば、気分転換になりそうですね。私が見たうさちゃんは、ここぞとばかりに芝生の上を走り回っていて楽しそうでした。

 ということで、うさぎが気になって慣用句を調べていたら「うさぎの登り坂」という素敵な言葉を発見。デジタル大辞泉によれば、「《ウサギは後足が長く、坂を登ることが巧みであるところから》持ち前の力を振るうことができて、物事が早く進むたとえ」とのこと。そういえば散歩していたうさちゃんも、凸凹道だって何のその、キックが力強かったなぁ。

フムッフィーだフム〜〜!!

 我らフムニューの愛すべきアンゴラウサギ「フムッフィー」も旺盛な好奇心を生かして編集部でお仕事中! 春にはフムッフィーのビッグプロジェクトが動き出すかも……??? 卯年の2023年はまさにうさぎの登り坂の一年になりそうです☆(知)