先日、大人気の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』をついに観て参りましたー!! 何を隠そう私は、生まれ変わったらハーマイオニー・グレンジャーになりたいと思っていた、いや、なんなら今もちょっと思っているくらいでして(←)、ハリポタの登場人物や世界観が大好き。舞台で描かれているのは、シリーズとしては8番目の物語で、ハリー、ロン・ウィーズリー、ハーマイオニーらが闇の魔法使い・ヴォルデ◯ートを葬って魔法界を救ってから19年後の世界です。

 ネタバレを防ぎたいので詳しいことは書けませんが、もうね、とにかくよかった!! チケット代は決してお安くはありませんが、一度は観ておくべき、と自信を持ってすすめられます!! ストーリー云々は置いておいても、現代技術をうまく使った演出の数々にも、何度も驚かされ、心を揺さぶられますよ。原作を読んでいない方でも楽しめると思います。

 で、先ほどハーマイオニー推しだと明かしたばかりですが、この舞台での個人的MVPは、もうダントツで嘆きのマートル!!!! もとい、美山加恋ちゃん演じる嘆きのマートル!!!! 再現度がハンパないし、もうなんか意味わかんないくらい可愛いんですよこれが。うん。出てきた瞬間から「おいおいおいどうなってんだ激マブかよ・・・尊い・・・」と心の声があやうく漏れそうになり、途中から合掌しながら拝んでましたわ。そのくらい、いい。私がほめすぎて期待値を爆上げしてしまっても、観た人ががっかりしない自信がある。そのくらい、いい。大事なことなので2回言いました。

 ところで嘆きのマートルって何やねんという方もいらっしゃるかと存じますが、こちら、幽霊でございます(笑)。ポッターたちが通うホグワーツ魔法学校の2階女子トイレに出没する元生徒の幽霊で、映画版では英女優・シャーリー・ヘンダーソンが演じました。トレードマークは丸メガネで、かなりの“こじらせ女子”ですが、そのあたり、舞台版でもちゃんと踏襲されています。

 嘆きのマートルはシリーズ第2作『ハリー・ポッターと秘密の部屋』で初登場するので、これを機にさらっと観返してみました。そこで胸に響いたのが、冒頭の、魔法学校を束ねるダンブルドア校長のお言葉「自分が何者かは能力では決まらん。何を選択するかじゃ」です。マートルのセリフじゃないんかい! と私もセルフツッコミしたくなりましたが、マートル名言あんまりないんですよ。なんてたって、こじらせてるからね。

 マートルでだいぶ尺をとってしまったのでサラッと終わらせますが、この言葉は、自分とトム・リドル(のちのヴォルデ◯ート。悪いヤツ)が似ていると悩んでいたハリーに対し、ダンブルドア校長がかけた言葉です。言われてみると、そのとおりですよね。人生は、選択の連続。自分がどんなに高いスキルを持っていても、その逆でも、選んだ道次第で、すべてがガラッと変わってしまうものです。

 ・・・ということで、以上、加恋マートルが可愛すぎたという報告でした!(横)