さて! 先週のコトバス同様、どっぷりマンガ『僕のヒーローアカデミア』(以下、ヒロアカ)にハマっている編集Hですが、そんなヒロアカより、今日はこの言葉をピックアップしてみました!

 ヒロアカはざっくり言うと、ヒーローになるための個性(素養)を有する者たちが圧倒的に多い世界で、ヒーローになるための個性を持たず生まれてきた無個性の主人公・緑谷出久(デク)が、とある出来事からナンバーワンヒーローに個性を授けてもらい、彼もまたヒーローを目指す物語です。

 青山君は、そんな主人公デクのクラスメイトであり、その名の通り金髪にやや少女漫画要素強めのお顔立ちの風貌と、若干ギャグ要素も入った(編集Hの独断と偏見です)愛すべきキャラです。

 そんな青山君がデクに、さらっとかけたこの言葉。自身の胸にも響いた理由がありました。それは、以前取材させていただいた方の、ファンの方から、その方を取り上げて記事を配信したことについて、直接感謝の言葉をかけてもらう機会に恵まれました。

 それまで、自身の仕事について、心のどこかで“ファンの人に申し訳ないな……”と、少なからず罪悪感を感じていた私は、まさかそんなふうに声をかけていただくなんて思いもよらなかったのです。

“自身の興味や関心、発信したいと思う好奇心が、誰かのためになることがあるのだな”と、編集の仕事における醍醐味(だいごみ)を親切な読者の方から教えてもらい、同時に自信を与えてもらった瞬間でもありました。

 私もデクのように、憧れのヒーロー(編集者)になるため、目下修行中の身ですが、優秀な個性を持つ編集部のメンバーに恵まれて、今日もPlus Ultra(プルス ウルトラ)(デクが通う英雄高校の校訓で、“さらに向こうへ”の意として使われる)です!(本)