とても久しぶりに、私の大好きな書籍『翻訳できない 世界のことば』(エラ・フランシス・サンダース著/前田まゆみ訳/創元社刊)シリーズをお届け! タイトルのとおり、ひと言では訳せない、世界じゅうのユニークな単語たちがちりばめられている本書のなかから、私が特に感銘や衝撃を受けたことばを紹介させていただきます。

「LUFTMENSCH」はイディッシュ語の名詞で、直訳すると「空気の人」。でも、「空気のように存在感がない人」という意味ではなく、「夢見がちな人」を指すそうです。

 この単語を知ったときの感想は、「あ、私やん!」でした。想像力・・・いや、妄想力(笑)は赤毛のアンばりだと自負している私は、ロマンチックなことや、現実には起こり得ないくらいのハッピーなことを考えて、頭の中で上映するのが大好き。高校や大学時代は、好きな授業以外だと瞬時に頭の中で“ハッピー劇場”が繰り広げられてしまうため、先生の話したこと、ほぼ覚えていないこともザラにありました(やな生徒)。定期テストの出来はさんざんでしたね、ハハハ・・・^^

 ところでみなさん、イディッシュ語って、どこの言語かご存じでしたか? 東欧のユダヤ人の間で話されていた、ドイツ語に近い言葉だそうです。とはいえ、ヘブライ語、アラム語の字を使うので、右から左に書かれています。私は大学時代にペルシア語を専攻していましたが、こちらも同じく右から左に書くミミズ文字のような感じなので、なんだか一気に親近感がわきました。あ、特にオチは考えられませんでした(笑)! ではでは、!خداحافظ(横)