マスク着用のルールが緩和されました。あまりにもマスク生活に慣れすぎたため、いざ屋外で外してみると、まだなんとなく違和感を覚える今日このごろです。
さて、会社員のささやかな本音や喜怒哀楽、世相や流行などを17文字に込めたおなじみの「サラリーマン川柳」(第一生命主催)。今年からは「サラッと一句! わたしの川柳コンクール」と名称を変え、3月19日まで投票を受け付けています(https://www.dai-ichi-life-contents.jp/cp/202301/sarasen/index.html?route=000006&staff=00000000)。
2020年以降の「サラ川」はコロナ禍を題材にした作品が激増しましたが、いずれもユーモアにあふれ思わずクスッと笑ってしまうものばかり。
《在宅で トイレも含めて 55歩》
《一日中 チャットでやりとり 会話ゼロ》
といった“在宅勤務あるある”や、
《8時だよ!! 昔は集合 今閉店》
《コロナ禍で V字回復 肝機能》
など、居酒屋の時短営業や飲み会自粛を詠んだものも。もちろん「マスク」も鉄板のテーマで、以下は今回選ばれた優秀100句から。
《二割増し 昔ゲレンデ 今マスク》
スキーウェアのほか、制服や浴衣を着るとカッコよさや可愛さがアップするという俗説(本当にそう見えることも)がありますよね。「マスク美人」「マスクイケメン」は目元のメイクなどが上手な人を指す一方、マスクを取ったら想像していた顔立ちと違った……というネガティブな意味合いも。
《顔知らず 共に働く 新時代》
《実物の 部下知らぬまま 定年す》
コロナ後もノーマスクに抵抗がある若い人は多いようですが、ビジュアルが二割減になってもやっぱり嘘(うそ)のない素の笑顔が一番ではないでしょうか。(純)