本日は漫画『PEANUTS』に登場するスヌーピーの飼い主であるチャーリーブラウンのひと言を紹介します。スヌーピー、あの愛らしさから、ただの子ども向けコンテンツかと思いきや、そこに出てくる一つひとつのセリフには含蓄があります。侮れない……。

 人生はあらゆる決断をせねばならない場面にあふれていますが、「なにかの可能性を捨てる」ことは勇気がいるので、可能性を狭めないような選択をしてしまいがちです。「状況が変わるかもしれないし、選択肢を減らさないようにしよう」みたいな受け身で消極的な決断をした経験、みなさんにもあるのではないでしょうか。

 大抵こういった消極的な決断で事態が好転することはなく、逆にいい選択ができなかったりします。小さい話でいえば、「この服とこの服、どっちにしよう、両方買うお金はないし……。ちょっと悩んでからもう一度買いに来よう」と先延ばしにした結果、両方売れてしまっていたり。どっちも素敵な服だったんだから、一日も早くどちらかを買ったほうが幸せな気持ちになったのにね……(なにかを思い出して遠い目)。

 未来に期待をすることは大事。可能性を信じることも大事。でも、時間が来れば答えが出る、ただ先延ばしにして未来に賭ける、というスタンスは何も生まないことが多いように思います。今できる決断は今下して、早く答えを出したほうが建設的だったりしますし、さらにチャーリーブラウンはこうも言っています。

「正しい答えが人生のすべてじゃないでしょ?」

 時間をかけて”正しい答えを“未来”に求めにいくのではなく、“今”出した仮の答えを”正しい答えにしていく”ほうが幸せな日々を歩んでいけるのかも。『PEANUTS』という本には、人生の答えが書いてありました。(横)