「今話題のハッピーグルメ弁当といえば?」
「俺たちにゃ掟がある。学生服は?」
「コンコルド人間、略して?」
これらすべてに即答できた皆さん、おめでとうございます。私含め、誇り高きバリバリの静岡県民です。(答えはコピペして調べてみてください。すぐ出てきます)
遠州ジョークでつかみバッチリということで、先日実家の静岡県浜松市に少しだけ帰省しました。ほんの束の間ですが家族団らんの時間を過ごした際、父から言われて思い出したのが「やらまいか」という言葉です。
「やらまいか」は浜松市など遠州地方の方言で、「とにかくやってみようじゃないか」を意味しています。自動車メーカー・スズキの創業者である鈴木道雄さんが、1909年に静岡県浜松市に鈴木式織機製作所を開設したことを機に、広まってきた言葉と言われています。
この言葉は浜松市の“起業家精神”を象徴し、HONDA創業者の本田宗一郎さん、ヤマハ発動機の山葉寅楠さん、トヨタ自動車グループ創業者、喜一郎さんの父・豊田佐吉さんなど、数多くの起業家が浜松から誕生しています。
実はわたくし小学生のころ、この「やらまいか」という言葉をはき違え「早くやらんかい!」という若干高圧的な意味合いにとらえていました。が、調べてみると上記の通り「失敗するかわからないけど、とにかくやってみようじゃないか!」という非常に前向きな言葉だったのを、齢32になって初めて知りました。
5~60年も浜松に住んでいる父に「~~するか悩んでて」と相談をすると、「やってみなよ!“やらまいか”だよ!」と速攻で返答が来ます。根っからの遠州っ子なんだなと感じるのと同時に、自分の倍以上の年齢になってもチャレンジ精神を持ち続けていることに驚きました。
まずやってみる。やってみてから考える。シンプルであり意外と難しいことですが、「やらまいか」精神を改めて思い出しながら、精進したいものです(西)