「お父さん、お母さんに言っちゃダメだよ」と口止め
事件から8年後、青田の妻が偶然に画像を見つけたことで、犯行が発覚した。
夫を問い詰めたところ犯行を認めたため、A子さん家族に謝罪。犯行を初めて知ったA子さんの母親が、「許せない」と警察に相談したのだ。
警察が家宅捜索したとき、青田によってデータはすでに消去されていた。しかし警察が約50枚の画像を復元して、犯行の裏づけが可能になった。
事件が発覚した時、A子さんはすでに18歳になっていた。
「犯行当時は自分が何をされたのか、よくわかっていなかった」という。また「お父さん、お母さんには言っちゃあダメだよ」と青田に口止めされていた。
成長とともに自分がされたことが理解できるようになってきたが、「親にも相談できずに黙っていた」。自分が我慢して黙っていれば済むのではないか、と考えて、8年間もひとりで耐えていたのだ。
証拠の画像を見たA子さんは、「私が知らない私がいた」と供述。あまりにショッキングな出来事を経験して、記憶の一部が欠落していた。その後、A子さんは家から外出できなくなり、心身の不調で精神科を受診してPTSDと診断されたという。