「一度ゆっくり“自分の棚卸し”をしてみたら?」
詳細は割愛しますが、とにかく最近さまざまなことにモヤモヤし、迷走ぎみの私。それを悟った敬愛する先輩が、冒頭の言葉をかけてくれました。「自分の棚卸し」。はて……。
まず「棚卸し」自体の意味を調べてみると、ひとつは「期末決算、月次損益計算または資産評価のため、在庫原材料、製品、商品などの残存量、種類、品質などを調査し、その価額を評価すること」。そして比喩的に、「人の現状や過去の行動などをすっかり調べること」とありました。
つまり、「自分の棚卸し」とは、生い立ちや今までの出来事などを振り返る中で、自分自身ととことん向き合う作業を指すのだと理解しました。確かに日々、目の前のことに追われて過ごしていると、かつて抱いていた熱い思いとか、過去の失敗から学ぶとかいうことを置き去りにしてしまいがち。さらに、周囲の目を気にしたり、さまざまな“圧”を受けたりすると、自分が今、本心では何を考え、何ができ、何を求めているのかさえも見失ってしまうことがあります。
そんな中で、一度ちゃんと立ち止まり、自分のこれまでの歩みや、奥底に眠る気持ちに目と耳を傾けることは、非常に大事なのだろうと感じました。そうすることで、自分はどんな人間でありたいか、今後どんな人生を送りたいのかが明確になり、「より素敵な未来への道しるべ」ができていくのだろうなと。
そう考えると、この「自分の棚卸し」、やらない手はないし、なんなら今すぐにでもとりかかる必要があると思いました。棚をおろしまくった自分が果たしてどんな可能性を秘めているのか、ちょっぴり期待したいと思います。(横)