先週に引き続き、ドラマブームが止まらない私でございます。日曜放送の『VIVANT』(TBS)もよかったですね~。ドラマ音痴な私でもわかるような有名俳優さんばかり出てきて、ストーリーもテンポが良くて、しかも4話にして衝撃の展開…! 日曜が今後も楽しみになりそうです。

 さて、そんな私が最近、と言うか今日FODでハマったドラマが、『転職の魔王様』(フジテレビ系列)。パワハラにより仕事を辞め、転職活動中の未谷 千晴・(小芝 風花)と、それを導くキャリアアドバイザー・来栖 嵐(成田 凌)を中心に、「仕事」とは? 「人生」とは? というテーマに向き合う物語。冒頭のコトバスは、周りの期待にばかり応えていた千晴に対し、来栖が投げかけた言葉です。

 私事なのですが、主人公の千晴がほんの少しだけ、過去の自分と重なるときがあります。編集者になる前の20代は営業やマーケティングをやっていたのですが、“望んで働く”というよりは、“今後必要になるっぽいから働く”という考えが強くありました。もちろん、今でもその選択に後悔はありませんが、“自分はどうしたいか”は主語に無かったなと、振り返って思います。

 30代で編集者の道を自分で選び、文章や記事を考え、企画し、世に届けることの面白さを知ってから、今の仕事にこれ以上ないやりがいを感じると同時に、“あのとき今の道を選んでおいてよかった”とつくづく実感しています。まだ足りない部分があまりにも多い自分ですが、キャリアや人生に迷ったとき、「自分の正解は何か」をこれからも考えていきたいです(西)