最近、ドラマ『半沢直樹』(TBS)を見まくっているのですが、「ここで出るか? 倍返し出るかー!?」と変なテンションになりながら楽しんでいます。“倍返し”というキーワードにもあるように、ドラマでは“復讐”がひとつのテーマにもなっていますが、今日のコトバスはそれにちなんだ言葉

 映画やドラマ、小説といったフィクションの場合、かねてからの怨恨を主人公が見事に晴らす勧善懲悪な展開がよく見られます。でも、現実ではそう上手くいくわけではなく、泣き寝入りしたり、納得できない事実を飲み込まざるを得ないこともあります。ただ一方で、“昔は復讐とか考えてたけど、そんなのどうでも良いくらい今が充実している”というパターンは現実でもよくあり、冒頭のコトバスのような考え方はいい得て妙だなと、思わず膝を打ってしまいました

 個人的に「復讐なんかして、〇〇は悲しむぞ!」みたいに第三者が口を挟む展開が死ぬほど嫌いなので、自分が納得いくまでとことんやっちまえ! と思うタイプです。ただ、自分を支配する負の感情から解放されるようなモノを見つけた結果、心の安寧を取り戻し幸せに暮らすようになる……。何かに恨みを感じたとき、そんな気持ちに転換するのもいい方法だなとしみじみと思いました。

 全然関係ないのですが、『半沢直樹』でお馴染みのセリフ「倍返し」について、Season2では「ばぁぁぁいがえしだっ!!!!」くらい勢いが凄いのですが、Season1だと「えぇ、あれですよ、倍返しです」的なシーンが多くてその落差にニヤニヤしてしまいました。さ、これにて今日のコトバスは、お・し・ま・い・で・th!!(西)