9月も後半だというのに暑いですね~。いつから日本の四季は二季になったのでしょう……。朝昼晩の気温差が激しく、クーラー付けたら寒いのに消したら蒸し暑いの連続で、無駄に電気代が持っていかれそうです💢
暑さでやる気も削がれそうな日々ですが、本日はそんな自分に喝を入れるために、元プロ野球選手のイチローさんの言葉をご紹介。冒頭のコトバスは“継続する”“積み重ねる”ことの大切さを教えてくれる言葉としてかなり有名だと思います。
そんな私がイチローさんの凄さを知ったのは、2009年のWBC決勝・韓国戦の決勝タイムリーのシーン。10回までもつれ込んだ試合で打席が回ってきたイチローさんでしたが、それまでの試合では調子が出ず、あまりいい結果を残せていませんでした。しかし、そんな土壇場の状況で日本のエースは、見事決勝タイムリーを放ち日本を優勝に導きます。
私が驚いたのは決勝タイムリーを打った後のイチローさんの姿。普通であれば、腕を回して喜び、感情が爆発して大声を出しても誰も咎めないような劇的なシーンでしたが、打った後もいつも通りのルーティーンを行い、何も感じていないかのような顔で塁に立っているイチローさんがそこにはいました。
世界と言う大舞台で、防戦一方だった状況を打破し、日本中が歓喜に包まれ、相手がうなだれ、ベンチが喜んでいるその瞬間さえ、鈴木一朗にとっては、それが日常の一コマにしか過ぎない。その事実を目の当たりにした時、嬉しさと同時にそこはかとない不気味さを感じたのを覚えています。
後のインタビューで「あの瞬間、ベンチを見たら泣いてしまうかと思った」と語っていましたが、彼のこれまでの積み重ねが、大舞台での落ち着きに繋がり、実況の言葉を借りれば“みんなが見たかったイチロー”たる所以があの瞬間に詰まっていたのではと感じています。
ほんの少しだったとしても着実に何かを積み上げられるよう、今年の残り3か月も過ごしていきたいものです(西)