〈原子力明るい未来のエネルギー〉標語の考案者が語る「恥ずかしい記憶」の意味
今月20日、福島県双葉町にできた『東日本大震災・原子力災害伝承館』がオープンから1年を迎えます。〈原子力明るい未来のエネルギー〉。この標語が書かれた巨大な原子力広報看板は、オープン当初は写真の展示しかありませんでしたが、今年3月に実物展示になりました。先頭に立って実物展示を呼びかけたのは、少年時代に標語を考案した大沼勇治さん(45)。「標語を考えたことは、今となっては『恥ずかしい記憶』です。でも、あの標語を信じていた時代のことを伝えなければ、事故は『なかったこと』にされてしまう」。大沼さんに「伝承」への思いを聞きました。